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ボランティア精神を考える
2005 / 07 / 30 ( Sat )
先日こんなことがあった。

私が自転車で家の車庫を出ようとしたとき、二十代ぐらいの二人の女性に呼び止められた。

身体障害者の施設の方が袋詰めをしたフキンをセットにしたものを買って頂きたい。
その資金を障害者福祉に役立てたい…と。

ボランティア精神、大いに結構なこと。
だけど、ちょっと待って!!
私は私の考えを話した。

---------------------
暑い中、ご苦労様です。
あなた方が福祉のために頑張っているお気持ちを否定するつもりはありませんが、
私自身、募金と言うものは強制されるものでも、
物品と引き換えにするものでもないと思っています。

ですから、街頭で協力を求めている募金活動や、
募金箱を設置してあるところなどに協力をすることはありますが、
こうやって個人の家に訪ねて、しかも家には不必要なものを
このように協力を要請されるのは、私としてはあまり良い気持ちがしません。

申し訳ありませんが、私はあなたたちのお考えに賛同いたしかねます。
協力はできません。
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と。
今までこの断り方をすると、大抵の人は簡単に引き下がったのだが、
彼女たちは二人で顔を見合わせて困った顔をしながらその商品の良い点を説明し始めた。

「だから、うちには必要ありません」

と、言っても、どうしても協力してくれないのか、たくさんの方が協力してくれている…と。
なんか、私がケチみたいじゃない?

引き下がらないので買うつもりはないが値段を聞いてみた。
表面がケバケバした、洗剤を使わなくてもきれいに汚れが落ちるという
科学雑巾みたいなフキン。
1000円だという。

1000円の価値があるのかは知らないが、いずれにしても
明らかに不必要なものを値段はいくらであれ半強制的に買わされて
果たして“私は福祉に協力をした、よい事をした”と思う人がいるのだろうか。
そして、その商品が使われること無く押入れの隅に葬られてしまったら、袋詰めをした障害者たちはどんな思いを抱くだろう。

「ですから、不必要なものと引き換えの募金はできません!」

と、強くいうと

「じゃあ、募金だけならいいんですか?」と、きた。

暑い中、汗タラタラと流しながら、やり方はどうあれ、
少しでもノルマを達成しようと頑張る若者のボランティア精神を思うと
少し気の毒にも思えてしまった。

パンフレットのようなものを見せられたが、この辺では聞かない福祉施設の名前だったし
彼女たちの素性は分からないが、募金がそのまま彼女たちの
飲み物代になってもかまわないと思い500円玉を一つ差し出した。

「じゃ、募金って事で、少しですけど…。 あ、それから、私も障害者の一人なんですけどね…。」

彼女たちは障害者に障害者福祉を呼びかけてしまったことに
何か感じたのか『あ、マズかったかな』というふうに顔を見合わせていた。

「自転車はまだ乗れるんですけどね、長く歩けないんです。股関節が悪くて。では」

そこまでならまだ良かった…。

しばらくして、さっきの二人のうちの一人が玄関のチャイムを鳴らした。
長女が応対すると、「おかあさんいらっしゃいますか?」と。
うちのインターフォンはカメラつきなので、さっきの人だとわかっていたが
玄関先まで出て行った。すると…

「あ、先ほどの方でしたか、さっききたので、なんでもないです。間違えました…」

呆れた。

さっき、私が家を出るときにつかまえておきながら、再度やってきて
“申し訳ありません”でもなければ“先ほどは有難うございました”でもなく、
「何でもないです」とは何事だ!

福祉を志している人であるならば、さっき私は足が悪いことを聞いていたはずなのに
玄関先まで呼び出しておいて謝ること一つしないとは、いったいアンタは何を考えてんの?

そう叫んでやりたかったが、言って分かりそうな相手でもなさそうなので、
労力の無駄になるのでやめてしまった。

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彼女たちは福祉をどうとらえているのか。
障害者の気持ちを理解しようとしているのだろうか。
福祉っていったいなんなのか。
誰のための福祉なのか。

彼女たちの福祉は、
まだまだ自己満足の域を出ていないようだ。

彼女たちのやり方では、障害者はかわいそうな特別な人たちとして扱われ、
健常者との間の隔たりをますます広げようとしているようにしか思えない。
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17 : 14 : 32 | 思い | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
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コメント
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★SORAさんへ
あら、買っちゃいましたか。いい人ですね~(笑)。
ホントに疑ったらキリがないですね。だから募金をすることができる自分のゆとりを喜びとして、確かなことがどこかでされていることを信じるだけです。募金の使い道まで報告されることってあまりありませんからね。
by: to SORAさん fromむぅん * 2005/08/02 11:47 * URL [ 編集] | page top↑
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もう十年くらい前だけど、そのへんてこな雑巾・・・我が家にも来ました。不信感をもちつつも、お金を払ってしまいました。募金がどこまで本当か・・・・わかりませんよね。
学生の頃、友人が原水禁のボランティアをしていました。募金もしてた・・・その友人が広島へ行く交通費について「募金の中から交通費を出す」といったのを聞いてえええ????と思いました。それ以来募金はどこまで信じて良いのかわかりません。なんていってますが、以前カブスカウトのリーダーをし手た頃には子供たちと駅前に立ち年末の募金活動をしたことがあります。もちろん募金額とそれを日本赤十字(だったと思う)に送ったことは報告がありましたが、それがどう使われたかは・・・・???疑ったらきりがないんだけどね(^^;)。
by: SORA * 2005/07/31 18:40 * URL [ 編集] | page top↑
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★おぱーるさんへ
福祉を志すくらいだから、優しさはあるんでしょうね。ただ経験不足というか思慮不足というか…。
またそれで買ってあげちゃう人がいるから、こう言うやり方が絶えないんでしょうかね。
私も疑いますよ。それなりの募金箱を作って街頭に立っていたら、いくばくかのお金は集まるんでしょうね。
結局は日本は豊かだってことですかね。
by: to おぱーるさん fromむぅん * 2005/07/31 13:53 * URL [ 編集] | page top↑
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★skeleton-drさんへ
ホントに、まるで押し売り同様です!(恕)
そこに“障害者福祉”を掲げているところが、単純な押し売りよりタチが悪く、
一障害者として頭にくるところです。
世間ではお医者様=お金持ち、というイメージが大変強いと思うので、
skelton-drさんのところへの寄付の要請は、うちのような一般サラリーマン家庭より
ずっと多いのでしょうね。お察しいたします(笑)。←笑い事じゃない?(笑)
もうちょっと彼女らに説教してやれば良かったかなぁ…。ハハハ(∩_∩)
by: to skeleton-drさん fromむぅん * 2005/07/31 13:50 * URL [ 編集] | page top↑
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★yukiさんへ
募金の要請が多いのは、病院=人助けをする場所、だからでしょうかね。
人を助けることって自分を犠牲にすることとも違いますよねぇ。
私が以前住んでいた地区では、“あかいはね募金”が自治会費に含まれていて、
あとから羽が回覧板で“ひとつずつお取りください”とまわっていました…。
それもなんだかなぁ…って思いましたよ。
それにしても一日家にいるので、セールスやら宗教勧誘やら、
引きも切らさずやってきてうんざりですよ。(時には居留守も使いますけど(笑))
by: to yukiさん fromむぅん * 2005/07/31 13:34 * URL [ 編集] | page top↑
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 若気の至りなのか 上に達人の指導力不足なのか・・・・世の中に出て どんなことをするにも
大切なのは人格ですよね。
彼女たちも経験を重ね、立派な人になってくれることを祈りますが・・・・
こういったものがすべて本当の募金か怪しむ自分もいますね。
by: おぱーる * 2005/07/31 07:17 * URL [ 編集] | page top↑
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 困ったものです。
 私もこうした場合のような物品との引き替えによる募金には応じません。「障害をもった●●の人たちが仕事してできた品物がありますので、皆さんかってください。活動に役立ちますので」といった情報を流すための行動なら良いと思いますが、極端な話、押し売りとなにもかわりは無いと思います。
 yukiさんの職場と同様で私の勤め先にもあれやこれやと募金袋がまわってきます。もともと、少しでも役立ててほしいという気持ちがある場合(例えば昨年の新潟中越地震など)には、できるだけ早く個人で郵便局の窓口から送ることにしていますので、職場にまわってくるときはたいていすでに送ったあとです。
 募金は絶対に個人の善意から出るものでなければならないし、周りから強要されてするもんではないと思います。
by: skeleton-dr * 2005/07/30 21:49 * URL [ 編集] | page top↑
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う~~~ん
そういえばこの手の募金活動は多々ありますね
自分が障害者手帳を持つようになってからは遭遇してません
以前の私なら、「私の知らない団体の募金はお断りしてます。自分はきちんと行く先のわかったところで募金させていただきます。」と言って断った。
だって宗教団体でこのようにして資金集めをするところがあるらしいし、世界的な基金のユ○○フでも使途不明金があったとラジオのニュースで聞いた。

話は変わりますが
私の職場はアチコチの団体から募金要請がくる
カチョウは100%集金しないと気がすまないらしく、募金してない私の引き出しに募金袋が入れてある。本当にピンチの時にとても悲しい思いを何回もした。病院の他の部署はたぶん30%くらいしか集まっていないと思う
そこまでするなら「給料引きにしてくれ~~」と言いたい。。。
by: yuki * 2005/07/30 19:01 * URL [ 編集] | page top↑
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